(2014年5月に書かれた記事です)
少ないアルバイトで吉野家に対抗して牛鍋を導入したすき家。
結局3月末で鍋はやめてしまいました(現在一部の店舗で復活)。
①「すき家」の牛鍋にまつわる騒動とは?
「すき家」は吉野家と同じような牛丼のチェーンです。店舗数は
約2000で吉野家より多く日本一。全都道府県に出店を完了しています。
比較的少ないアルバイトで手間のかかる牛鍋を販売開始して以来、従業員に不満の声が聞かれるようになりました。とくに深夜の時間帯は1人でお店を回す通称ワンオペレーションも多く、提供や片付けが遅れているという声も出ていました。結局3月末で鍋はなくなり、消費税導入でも値上げをしなかった「牛丼」を看板商品にすることになりました。
②「すき家」は人手不足で閉店?
そういったなか、春に閉店する店があったため、アルバイトが大量に辞めているのでは?と噂されました。
しかし、実際には
人手不足での閉店は全国で28店舗。ほかは改装閉店(156店舗)と発表されています。
店舗数が2000と多く、9%程度の閉店でも全国的に目立ってしまうという面もあります。
一方で改装扱いで実は人手不足では?という意見もあります。
なお、すき家は本体だけでなく、人材派遣会社を介しての募集もしています。
大手レストランチェーンのホール&キッチンstaff ★未経験ok!
というような募集でも実質「すき家」の募集というケースがあります。
これについては
「すき家」を隠して募集しているという批判的な意見もありますが、それは否めないかもしれません。
ただこれは派遣会社が従業員を集めて結果を出したいという気持ちで行ったグレーゾーンの行為であり、すき屋ね本体が行っているわけではないようです。
③解決策は?
29日(肉の日)にアルバイトが
ストライキをするという情報があります。
ただ、ストライキは正確には労働組合を作って過半数の賛成を得るというような手続きがあります。
この手続きを経ないでストライキだと言っても、裁判所などは保護できないことになります。
一度アルバイトの代表が集まって法律の専門家を招いて話し合いをされるべきだと思います。
適正な労働環境にして良いものを提供するという気持ちでやったことが、逆方向に作用してはもったいない話です。
また、ストライキなどするなら、どうせアルバイトなのだからやめればいいという意見もあります。
しかし、すき家の従業員はもともとすき屋の安くておいしい牛丼が好きで、皆に提供したくてこの仕事を始めた人が多いため、愛着があり他に移る気はないようです。
待遇や給与でなく、そういう思いで仕事をされているのは立派なことだと思います。
さらに、これは元をたどれば消費者の問題かもしれません。
牛丼チェーンに安さだけを求めてわれわれがいろいろと浮気をするので、各チェーンが価格競争で消耗している面があると思います。
もう少し中身で選んだり、スタッフを大切にしているかという情報を加味して選んだりと、行動を変える必要があるかもしれません。
※もしスタッフの方がご覧になっていたら、専門家を交えての話し合いをぜひされてください。
明日はすき屋に行こうかな。
2014-05-25 10:07
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