牛丼のすき家で５月２９日にストライキが行われるとの情報がありましたが、実際の様子をまとめました。
①千葉県で正式なストライキが成立
個人が加入できる千葉合同労組が参加者はたった１名でしたが
勇気ある１名がストライキを決行しました。
ストライキを決行したのは、ゼンショー（＝すき家のを経営する会社）に食品を卸しているＧＦＦ船橋工場の１名。
同工場ではゼンショーの従業員でない１４人も参加し、合計１５人でのストライキとなりました。
ちば合同労組の要求事項は以下の通り。
１ 店舗の要員を増やし、ワンオペ（著者注 深夜など１人で店を回す状態で、後述のようにメニューが豊富なため過度な負担となっている）を廃止する
２ ５月29日のストライキ（すべての形態）参加者を処分しない
３ 店舗閉鎖や減産などに伴う従業員の不利益をすべて補填する
４ アルバイト・パートの時給を一律１５００円に
ゼンショーはこのストライキを認め、要求に関して今後返答するという対応をしました。
こちらは通常営業の江戸川区のすき家。店員はストのことは事前に知っていましたが、通常の勤務をしたそうです。
②都内、茨城でもストライキ？
また、都内や茨城でもストライキがあったとの情報もありました。
東京都のすき家代田橋店
茨城県土浦市の店舗
これらに関してはゼンショー側は
「たまたま人員が集まらなかったイレギュラーなもの」と説明しています。
ただ、予定していた店員が出勤しなかった理由は本人の口から明らかになったわけでなく、
「ストライキ」であった可能性もあります。
そもそも大手チェーンの店が突然を閉めているということは珍しい事態です。
例えばセブンイレブンに行ったら休みだった、
マックが予告なく閉店していたということは恐らく全くないと思います。
そういう意味ではストでないとしても、すき家の勤務状態に改善すべき余地があるのは明らかかもしれません。
③安くて栄養満点でありがたいが
上は２９日に注文したすき家の朝定食です。
・ごはん
・味噌汁（ネギと油揚げ入り）
・牛肉の煮もの（ネギ入り）
・半熟玉子とおくら
この内容で２８０円です。
最初定食として食べ、途中で卵、おくら、牛肉をご飯にかけると２度楽しめます。
栄養バランスも良く、牛肉の煮もの（牛皿）はつゆの味がよくたっぷり入っています。
これで２８０円は安くてありがたいですが、経営上は
かなりの無理があるのかもしれません。
上は昼・夜に食べられる定番定食です。
・シャケ（シャケは他の牛丼チェーンの薄くて油でごまかしてあるのとは違いしっかりしています）
・ひじきの煮もの（大戸屋など定食チェーンと同等の味です）
・豆腐（ねぎと生姜つき）
・牛肉の煮もの（ねぎつき）
これも栄養バランスがよく５５０円です。ほかにもから揚げ、ハンバーグなど定食はしっかりしています。
こういったメニューですので、テーブル席がある店舗では
・お年寄り
・若いサラリーマン
・年配のサラリーマン
・女の人
・高校生
様々な人が来ています。
「すき家」というと吉野家の劣化したものというイメージしかなかったので
ほとんど使ったことがありませんでした。
今回はストライキが気になって、朝行ったところ予想外のおいしさで夜にも行ったくらいです。
こうした良いメニューを提供するには相当の無理をしているのだと思います。
価格競争は無限に続きますし企業としても極限まで切り詰めなければ生き残れないのだと思います。
法律が過度な価格下げ競争にならないように制限を加えるべきだと思いました。
2014-05-30 07:36
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